【2020年10月から】最低賃金が決定！月給の時給換算額の計算方法も公開します！

2020年10月からの最低賃金額が決定しました

最低賃金額は各都道府県ごとに異なります。

2020年10月からの地域別最低賃金とその発行日は、下表にて確認してください。

10月に勤務した分からの適用となりますので、給与が翌月払いの会社では、11月に支給される賃金から反映ということになります。

つまり当月払いの会社では10月支給分からという事になりますね。

新型コロナウイルスの影響も、最低賃金引き上げの見送りはありません

今年度は新型コロナウイルスの影響もあり、最低賃金の引き上げは見送られると思われましたが、結果としては小幅な引き上げとなりました。

40県で1円から3円の引上げ、7都道府県で据え置きという事です。

【月給・時給どちらも適用】時給が最低賃金を下回っていないか確認しましょう。

時給が最低賃金を下回っていないか確認しましょう。

パートタイマーやアルバイトの時給者の賃金が最低賃金を下回っていないかを確認する必要があります。

月給者についても、給与額と月の所定労働日数から1時間あたりの時給換算額を算出し、最低賃金を下回っていないかを確認しましょう。

最低賃金法違反に接触し、50万円以下の罰金という刑事罰が科せられます。

最低賃金法違反は、その事実が社会に公開されれば、会社にとっては計り知れないダメージとなります。

月給から最低賃金額を計算する方法

月給の社員にも最低賃金は適用されます。

調べ方は、簡単です。

あなたの会社の所定労働日数×一日の労働時間を月給額で割ればいいだけです。

たとえば、神奈川県勤務で、所定労働日数21日、一日の労働時間が8時間、基本給17万円、手当が2万円とします。その場合は以下の計算であなたの時給額を導きます。

時給換算額
19万円÷（21日×8時間）＝1130.9円となります。

神奈川県の2020年の最低賃金は1012円となりますので、約118円最低賃金額を上回る給与額ということになります。

所定労働日数と一日の労働時間については、会社の就業規則とあなたの雇用契約書に記載されています。

最低賃金とは？

都道府県ごとに最低賃金が定められており、使用者はその額以上の賃金を労働者に支払うことが義務付けられています。この最低賃金には、都道府県ごとに定める「地域別最低賃金」と、特定の産業の労働者を対象に定められた「特定（産業別）最低賃金」の2種類があります。

このうち「地域別最低賃金」は毎年10月頃に改定されるながれになっています。
各都道府県の地方最低賃金審議会にて審議され、「地域別最低賃金」の改定額が決定します。

まとめ

あなたの給与明細は、最低賃金以下となっていませんか。

月給制だと、最低賃金以下かどうか、分かりづらいかもしれません。
きちんと計算してみてください。

もし、最低賃金割れしていた場合は、問答無用で給与アップ！です。

また3年分遡って、未払いの残業分の支払いを受ける権利もありますね。
詳しくは下記リンクを参照してみよう!
「【2020年法改正】賃金台帳の保存期間が５年になる？それとも3年？」